社会派ホラー『ゲット・アウト』のジョーダン・ピール監督とJ.J.エイブラムスがチームを組んだドラマ『ラヴクラフト・カントリー』製作決定!

黒人差別をテーマに掲げたホラー作品『ゲット・アウト(原題:Get Out)』の監督として知られるジョーダン・ピールが設立したモンキーパウ・プロダクションズと、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を手がけたJ・J・エイブラムスの製作会社バッド・ロボット・プロダクションズ、さらにワーナー・ブラザース・テレビジョンがチームとなって、新たなテレビシリーズ『ラヴクラフト・カントリー(原題:Lovecraft Country)』を製作しているというう情報がDeadlineによって伝えられている。さらに本作品はHBOからストレート・トゥ・シリーズのオーダーを受けているということである。

この“ストレート・トゥ・シリーズ”というのは、通常のテレビシリーズ制作の手順である、プロデューサーおよび制作サイドによる事前のパイロット版提供を放送ネットワークが要求しないケースのこと。パイロット版とは、ネットワーク側がシリーズのクオリティーを事前に確認するための、シリーズ作品のプロローグとなる第一話目のこと。つまり“ストレート・トゥ・シリーズ”とは、ネットワーク側がパイロット版を評価するまでもなく全シーズンをオーダーするという、いわばシリーズへの信頼性が非常に高いケースというわけなのだ。

同名小説を気鋭のスタッフ陣で映像化

また本作品は米国のSF・スリラー作家であるマット・ラフの同名小説『ラヴクラフト・カントリー』を原作として製作されるということで、パイロット版(第一話)の脚本は、米国WGN Americaで放送されているテレビシリーズ『アンダーグラウンド(原題:Underground)』の製作・脚本を務めるミシャ・グリーンが手掛けるとのことである。

写真中央がミシャ・グリーン、左は同じく『アンダーグラウンド』の製作・脚本を担うジョー・ポカスキー、そして右は同作品のエピソード監督アンソニー・ヘミングウェイである。

では、『ラブクラフト・カントリー』という原作に少しだけ触れておこう。

本作品は1876年から1964年にかけて存在した、人種差別的内容を大いに含んだアメリカ合衆国南部諸州の州法“ジム・クロウ法”下における生活の恐怖と、その時代の歴史的フィクションパルプ・ノワール、そしてタイトルを見ても歴然のように、かの偉大なるホラー作家ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの怪奇と幻想の世界を融合した驚異的イマジネーションによる作品だという。物語は1954年のシカゴから幕を開け、22歳の主人公アティカス・ターナーが、行方不明になった父モントローズの捜索のため、叔父であり『The Safe Negro Travel Guide』の編集者でもあるジョージと幼馴染のレティシアを伴って、ニュー・イングランドへの旅に出発するというものらしい。

残念ながら現時点で邦訳版はリリースされていないようであるが、人種差別とラヴクラフト的世界観がいかなる融合を見せているのかという点で非常に興味をそそる小説である。その実写化が果たしていかなるものになるのか、ドラマ版も今から大きな期待が寄せられる作品である。

Source: http://deadline.com/2017/05/jordan-peele-lovecraft-country-hbo-series-misha-green-1202095066/
Eyecatch Image: https://www.amazon.co.jp/dp/1504682920

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普段はあまり摂取しないコーヒーとドーナツを、無駄に欲してしまう今日この頃。You know, this is - excuse me - a damn fine cup of coffee.

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