公開時期が一気に前倒しになったことで期待に拍車がかかってきているリドリー・スコットの最新作『エイリアン: コヴナント』(原題:Alien: Covenant)。

当初の公開予定は2017年8月4日と発表されていたのだが、初の公式ポスター・ヴィジュアル公開時にそこに記されていた全米での公開日はなんと2017年5月19日(日本では9月)。その瞬間「約2ヶ月半も前倒しか!」というSF映画ファンの歓喜の絶叫がこだましたに違いない。“公開延期”という残念な発表は、特にハリウッドにおいてはけっこうな頻度で見掛ける気がするが、流石はリドリー・スコット、涼しい顔で「前倒しちゃうよ。」と言っている様が目に浮かぶ。

Alien: Covenant
2017年公開を予定している、リドリー・スコット監督の『エイリアン: コヴナント』(Alien: Covenant)。この作品は、同じくリドリー・スコットの代表作である『エイリアン

そして2016年のクリスマスには第一弾の予告編も公開され、それまで未公開だった様々なシーンのヴィジュアルも続々と公開されだしている。ちなみに予告編はあえてクリスマスを意識したのか否かはわからないがグリーンではなくレッドバンドの予告編、もしあえてなら粋な計らいである。

けれど今回はその最新作の話題ではなく、リドリー・スコットの『エイリアン』(Alien)に端を発する“エイリアン”シリーズの続編、監督も変わって雰囲気も一新、また違った角度から描かれたにも関わらず圧倒的なクオリティを誇り、シリーズ中でも愛好者の実に多い、ジェームズ・キャメロンの『エイリアン2』(Aliens)の話題に触れたい。

Aliens

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『エイリアン2』の魅力

この『エイリアン2』の見所と言えば、前作とは打って変わって大いにアクション性が増している点、前作を静的な“陰”の恐怖とするならば、こちらは完全に動的な“陽”の恐怖で綴られていると感じる。また登場人物も大幅に増え、その個性豊かなキャラクターたちも見所のひとつであり、劇中の台詞にも印象的なものが数多く存在する。

まあひとつ挙げるとするならば、ビル・パクストン(Bill Paxton)演じるウィリアム・ハドソン上等兵(Pvt. William Hudson)の名台詞、“Game over, man. Game over!”。これは日常生活でも使い勝手のよい名台詞なので、活用している方も多いと思う。ちなみにぼくもよく使っている。

本作品内に登場するキャラクターで個人的に最も思い入れがあるのは、前述のハドソンが所属する植民地海兵隊の面々も然ることながら、やはり以降の“エイリアン”シリーズでも重要なキーマンとして登場することになる、ぼくの愛する俳優ランス・ヘンリクセン(Lance Henriksen)が演じるアンドロイド、ランス・ビショップ(Lance Bishop)である。彼もまたクライマックス・シーンで、“Not bad for a human.(人間にしてはなかなかやるね。)”という印象的な台詞を口にしている。

本作品の魅力に関しては細かく言えばキリがないのだが、公開時のキャッチコピーが“This time it’s war.(今度は戦争だ。)”というものだったことでも、また前述のように植民地海兵隊が登場することでもわかるように、ある側面では地球外での戦争映画として鑑賞することも出来る。敵対するゼノモーフも原題の“Aliens”の通りまさに軍隊並みの数が登場する。そうなってくるとやはり注目すべきは、劇中に登場する植民地海兵隊員が装備しているメカニックな武器や兵器の数々になってくるであろう。もちろん、ジェームズ・キャメロンが最も得意とする方向性のひとつであり、武器愛好家にとっては見どころの多い作品だといえるかもしれない。

『エイリアン2』のM56スマートガンのレプリカが登場

さて、前置きが長くなりつつ今回の本題を懐から抜き出させていただくと、映画の精巧なプロップ・レプリカを製作販売している『Hollywood Collectibles Group』が、ついに『エイリアン2』のあの武器をリリースしたのである。

劇中で米国植民地海兵隊のジェニット・バスクエス(Jenette Vasquez)とマーク・ドレイク(Mark Drake)が使用していることでもお馴染み、『M56スマートガン』(M56 Smartgun)である。もちろん正式ライセンスのライフサイズ・レプリカだ。素敵過ぎる。

M56 Smartgun

http://www.hollywood-collectibles.com/store/product.php?productid=16582

このM56スマートガンは植民地海兵隊の支援用重火器であり、10ミリ口径ケースレス弾を300発装填可能となっている。また1500ヤードの範囲内で効果的な動体感知型の赤外線追跡システムが装備されており、動く物体の正確な標的設定が可能である。そして劇中の様子でもわかるように、射手の身体と可動式アームを接続して装備する仕様とされていて、さらにかなりの重量があるため、射手には相応の筋力が要求される。

まあ今回リリースされるのはあくまでもレプリカなので…、上記は劇中の設定であるが、付属品として卓上ディスプレイスタンドと、M56スマートガンの青写真&仕様書が付いてくるとのこと。

M56 Smartgun

http://www.hollywood-collectibles.com/store/product.php?productid=16582

ちなみにお値段は$1199.95とのこと2017年1月現在のレートで約138,960円、まあ高いんだか安いんだかよくわからないが、写真を見る限りでは実にハイクオリティーであり、使用されている素材もガラス繊維、金属、樹脂などから構成されていて、すべて手作業での塗装が施されているそうである。まあそれを置いても、ファンとしては値段関係なく喉から手が出ることは言うまでもないだろう。

M56 Smartgun

http://www.hollywood-collectibles.com/store/product.php?productid=16582

というわけで、もしこの商品をみて禁断症状が発動してしまった“エイリアン”愛好家の方は、コチラでさらなる詳細と、もちろん購入が可能となっているので、直行して頂きたい。

Eyecatch Image:http://www.hollywood-collectibles.com/store/product.php?productid=16582

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ここ数年、暖房器具やエアー・コンディショナーの類を一切使用しない生活を送っているので、まったく風邪をひかなくなったが、真冬には手が重度のシモヤケになり、半ばミュータント化する。

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