『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』でレイはルークを救えるか ― マーク・ハミル「ルークは大きな過ちを犯した」

スター・ウォーズ / フォースの覚醒』(2015)のラスト、惑星アク=トゥーを訪れた主人公レイの前に現れたのは、今は年老いたルーク・スカイウォーカーだった。いよいよ満を持しての登場……なのだが、シリーズ第8作『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』で私たちが見るルークの姿は、これまで知っていた彼の姿とは大きく違うものとなりそうだ。

エンターテインメント・ウィークリー誌の取材で、ルーク役のマーク・ハミルはこのように語っている。

「ルークは“ひとつだけ真実を知っている。ジェダイの終わりがやってくる”って言うんだ。オリジナルの映画で希望や楽観の象徴だった人間が話すには、すごく良い言葉だと思うよ。最初に読んだ時には涙が出た。なにが彼から信念を奪ったんだろうってね。すぐにそうなってしまうわけじゃない、だから僕はこの問題に本気で取り組んだよ。」


「ルークは過ちを犯した」

ハミルが自身の当たり役であるルークを本格的に演じるのは、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)以来34年ぶりだ。しかし再びスクリーンに帰ってきた彼は、当時と同じ思想の、同じ考えの人間ではない……。そこでハミルは、『ジェダイの帰還』のあとルークの身にいったい何が起こったのか、ライアン・ジョンソン監督との間で話し合いを重ねたという。本作『最後のジェダイ』で脚本を手がけたジョンソン監督も、まず執筆にあたって“なぜルークが惑星アク=トゥーで隠遁生活を送っているのか、そして何を考えているのか”を考えていたようだ。

大きな手がかりとなるのは、ハン・ソロとレイア・オーガナの息子であるカイロ・レン(=ベン・ソロ)の存在だろう。

(ルークは)大きな過ちを犯した。“自分の甥は選ばれし者だ”と思ったことだよ。だから彼は、オビ=ワンがしてくれたように、自分のすべてをカイロに注ぎ込んだのさ。しかし彼は裏切って悲劇が起こり、ルークはその責任を感じたんだ。それは彼が世界と再びつながる上で、ジェダイのヒエラルキーに居場所をつくり直す上で大きな障害になったんだよ。手遅れになるまでカイロの中にある闇に気づかなかったこと、それが罪であり過ちだと感じてるんだ。」

こうした変化の結果だろうか、『最後のジェダイ』でルークは自身を訪ねてきたレイに非常に冷たくあたるという。演じるデイジー・リドリーをもって「誰からも歓迎される、誰にも拒まれない」と言わしめるレイにとって、きっとそれは初めての経験だ。しかしリドリーも、それはやむを得ないことだと考えているようで……。

「知らない少女がライトセーバーを持って現れたところで、彼(ルーク)が“いいね、また戦おう”なんて考えるとは、私は思いませんよ。」

ルークに隠された心境を、ハミルはこう示唆している。

「きっと彼は地平線を見つめながら、もっと力があれば、オビ=ワンが望んだようになれたらって願ってると思うよ。しかし人生は完璧じゃないし、葛藤なくしてドラマはない。信じてほしい、『最後のジェダイ』では多くの葛藤を見ることになるんだ。確かなことだよ。」

罪や過ちの意識にさいなまれてしまったルークを、果たして“知らない少女”であるレイは再び希望へと導くことができるのか。そして多くのファンが推理を繰り広げている、レイの出生の秘密とは……。ところでハミルは、インタビューの中でこんなことも口にしている。

「でも、ルークはレイのことを知らないのかな?」

映画『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』は2017年12月15日より全国ロードショー

Source: http://ew.com/movies/2017/08/09/star-wars-last-jedi-rey-luke-skywalker-daisy-ridley-mark-hamill/
©Walt Disney Studios Motion Pictures ©2017 & TM Lucasfilm Ltd. 写真:ゼータ イメージ

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1989年生まれ。ORIVERcinema編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはわかりづらいまま、少しだけわかりやすくしてお届けできればと思っております。

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